安全講習

誰もが安全で健康に働くために

厚生労働省による令和3年の労働災害発生状況の報告では、
近年、「死亡者数」は減少傾向ですが、休業4日以上の死傷者数は、増加傾向にあります。

厚生労働省は、このような状況をふまえ、労働災害を少しでも減らし、労働者一人一人が安全で健康に働くことができる職場環境の実現に向け、第 14 次労働災害防止計画を策定しました。

この計画書内において、事業者や労働者や、全ての関係者が、安全衛生対策についての責任を認識し、真摯に取り組むことが重要だと、提言しています。

本コンテンツでは、災害情報に関する統計情報や防止対策に加えて、日輸工業が実施している安全講習を紹介します。

安全講習に興味がございましたら、お気軽に、お問合せをして下さい。

陸上貨物運送事業での災害状況について

「陸上貨物運送事業」での災害状況は、以下の状況です
(出展:令和3年 厚生労働省 労働災害発生状況)

  • 死亡者数は、全業種と同様に、近年減少傾向である。
  • 死傷者数は、近年ほとんど減少しておらず、やや増加傾向
    直近では、2021年は16732件と、2020年と比べ1.05%増加

「陸上貨物運送事業」の事故の型別では、以下の状況です
(出展:令和3年 厚生労働省 労働災害発生状況)

  • 荷役作業中等の「墜落・転落」が全体の約3割を占め、最多
    次点が重量物扱いでの腰痛などの「動作の反動・無理な動作」、「転倒」の順
  • 荷役作業に関する労働災害が約70%を占めており、交通事故と比べて多い

このように、荷役作業の実態を踏まえた安全衛生対策の強化が必要と考えられます。

荷役運搬機械別における死傷事故の占める割合では、以下の状況です
(出展:平成28年荷役災害防止マニュアル)

  • フォークリフトが最も多く70.0%
  • 次点クレーンで24.4%、3位がコンベヤーで5.6%の順

フォークリフトに対しても同様に、実態を踏まえた安全衛生対策の強化が重要と考えられます。

フォークリフトに起因する災害発生件数の推移

フォークリフトに起因する死亡者数、死傷者数は以下の状況です
(出展:令和3年 厚生労働省 労働災害発生状況)

  • フォークリフトに起因する死傷事故は、2021年は微増
    2020年の1989人から、2021年は2028人と、2020年から1.96%増加傾向
  • フォークリフトに起因する死亡者数は、2020年から大幅に減少
    2020年の31人から、2021年は21人に減少し、2019年水準まで低下

フォークリフト災害状況での事故型別では、以下の状況です
(出展:令和3年 厚生労働省 労働災害発生状況)

  • 死傷者数
    • 「はさまれ・巻き込まれ」(701件)が最も多く、次点が「激突され・激突」(666件)
    • 以降は、「墜落・転落」(271件)、「飛来・落下」(145件)、「転倒」(122件)の順
  • 死亡者数
    • 「墜落・転落」(6件)が最も多く、次点が「はさまれ・巻き込まれ」(4件)
    • 以降は、「激突され・激突」(4件)、「飛来・落下」(2件)、「崩壊・倒壊」(2件)の順

フォークリフトにおける労働災害防止対策

上述したように、陸運事業者において、荷役作業やフォークリフトに関する労働災害が多い状況です。
厚生労働省は、陸運事業者の労働者が行う荷役作業に関する労働災害を防止するために、
陸上貨物運送事業における荷役作業の安全対策ガイドライン」(略称「荷役ガイドライン」)を策定しました。
ここでは、いくつか代表的な対策を抜粋します。

お客様個別での相談は、弊社での安全講習を行いますので、お気軽にお問合せ下さい。

  • 基本的な対策
    • 荷役作業の有無の事前確認
    • 保護帽、安全靴の着用等作業内容に配慮した服装、保護帽、安全靴の着用
    • 自社内の荷役場所を安全に作業が行えるよう改善
  • フォークリフトによる労働災害の防止対策
    • 定期自主検査の実施
    • フォークリフトを用いて荷役作業を行う労働者の遵守事項
    • 自社内でのフォークリフト使用のルール(制限速度、安全通路等)を定め、見やすい場所に掲示
  • 荷役作業の安全衛生教育の実施
    • 荷役作業従事者、または従事する予定の労働者に対する安全衛生教育
    • 危険予知訓練(KYT)等の日常の教育、事例教育
  • 設備や自動化機器の導入
    • 自社内の施設・設備への安全帯取付設備の設置
    • AIやウェアラブル端末等のデジタル新技術(遠隔操作、無人フォークリフト等)の活用
  • 安全管理体制の確立
  • 等々…

安全講習について

日輸工業では、お客様の工場や倉庫での安全性向上を目的に、上記のような災害防止対策等の安全講習を実施しております。

以下のような方にお薦めです。お気軽に、お問合せをして下さい。

  • 講習会の実施により、従業員の安全意識を高めたい方
  • 現場でのヒヤリハットや事故を減らすために、
    座学・ビデオ等により安全に対する知識や、事例を学びたい方
  • 実際にフォークリフトの安全運転や操作を学びたい方
  • お客様の工場や倉庫の現場に合わせた対策を行いたい方
  • etc

東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の以下を中心に出張しています。

  • 東京都
    東京都23区、多摩周辺
  • 埼玉県
    川口市、戸田市、八潮市、三郷市、さいたま市
    東松山市、所沢市、三芳町、入間市、川越市
  • 神奈川県
    川崎市、横浜市、横須賀市
    相模原市、厚木市、座間市、大和市、海老名市
    平塚市、藤沢市、綾瀬市、伊勢原市、茅ヶ崎市
  • 千葉県
    野田市、船橋市、柏市、松戸市、鎌ヶ谷市周辺(房総を除く)